エクスレッドTypeNSスペシャルマーキングモデルが新発売されたが、ダウンショットリグにマーキング系ラインは必要か?
これに関する答えはNo!だと思う。
今回の記事では
・エクスレッドTypeNSマーキングモデルってどんなライン?
・マーカー系ラインとDSリグの相性について
・DSリグでマーキング系ラインを使用するなら?
という内容を順番に解説していこう。
マーキングが付いたラインは視認性抜群で軌道が見えやすいし、慣れればどのくらい動かしたか?なんて事も分かるようになるが本当に必要なのか?
マーキング系ラインを使えば釣れなかった魚が釣れるようになる!という謳い文句通り、本当に釣果アップにつながるのか?
数々のマーキング系ラインを何年も使ってきた筆者が解説してみたいと思う。ぜひ参考にしてほしい。
エクスレッドNSスペシャルマーカーモデルとは?
東レ・ソラロームから2021年に新発売されたのが『エクスレッドTypeNSスペシャルマーキングモデル』だ。
なんと公式サイト内でWeb限定販売となっているので、釣具店を探しても絶対に買えないので注意してほしい。
その他の特徴は↓
・高輝度蛍光カラーを採用
・1m毎にオリジナルマーキングパターン
・ナノスリット搭載プレミアムフロロ
高輝度蛍光カラーを採用
”薄明りでも明るく発色し明瞭なコントラストで抜群の視認性を発揮”
という説明がされているが、実際に発色はとても良い。1番目立つ色の蛍光グリーンの両側は濃い紺色になっているので余計に明るさが際立って見える。
他社のマーキング系ラインと1番の違いはココだろう。
オリジナルマーキングパターン
エクスレッドNSマーキングモデルの配色パターンは
・クリア:60cm
・マーキング部:40cm
1mごとにマーキングが繰り返されているので「何メートル底から浮いている」などの判断がしやすい。
他のマーキング系ラインは配色がぼんやりしているので〇〇メートル動かした!というのが分かりにくいのでココも差別化出来ているので使い慣れていない人でも分かりやすいと思う。
マーキングの配色例
↑エクスレッドNSマーキングモデルの配色パターンだ。とてもシンプル。
↓FCスナイパーBMSアザヤカの配色パターンはコレ
クリア部分65cm+マーキング部分45cm+繋ぎ部分5cm=合計115cmで1区切り。これが非常に分かりにくい。
その点エクスレッドは1mごとに1区切りされているのでシンプルに1メートル動かした、というのが分かるように設定されている。
ナノスリット搭載プレミアムフロロ
エクスレッドTypeNSのNSがナノスリットの略。
ライン表面にナノサイズの凹凸(ナノスリット)が施されており、結んだ時にその凹凸が嚙み合って結束強度が上がるという仕様になっている。
公式サイトではビッグベイトや巻物系、接触が少ないシチュエーションにはTypeNSをオススメしている(障害物に絡めるなら通常版エクスレッドがオススメとのこと)
結束強度が上がっているので同じポンド数(強度)でも細く仕上げる事に成功している。
エクスレッドマーキングモデルについて気になる!という人は、さらに詳しい情報はこちらの記事にまとめてみたので参考にしてほしい(BMSアザヤカとの比較もしてみた)↓
【エクスレッドTypeNSスペシャルマーキングモデルレビュー記事】
マーカーモデルとダウンショットの相性について
ダウンショットリグとの相性についての結論は
DSリグに使うメリットは少ない
が、視力が弱い人や鳥目の人(暗闇の視力が極端に低い人)にはオススメ出来る。
順番に解説しよう↓
DSに使うメリットは少ない
マーキング系ラインを使うメリットは
・ラインの軌道(コース)がしっかり見える
・ラインの張り具合が見える
・バイトが見える
・レンジ(深さ)が分かる
この4点かと思う。
ラインの軌道(コース)が見える、ラインの張り具合が見えるに関してはクリアなラインでも十分見えるし、ラインが張ってる張ってないなんてどう考えても一目で分かる。
バイトが見える、これはフォール中にラインが止まった早くなったなどの変化を認識するには最適。
レンジ(深さ)が分かる、これについては着水してからマーカーが何個水中に沈んでいったか?を垂直に沈んだ場合のみ判断できると思う。しかし、着水点からそのまま垂直に沈むルアーなんてこの世に存在しないので参考にならん。
フリーリグやフォールの釣りに最適
マーキング系ラインを使うメリットを最大限に活用できるのは
・ノーシンカーリグ
・フリーリグ
・ジカリグ(テキサスリグ)系
・バイブレーション
これらはラインを完全にフリーにする場面が多い。なので無色透明なラインだと水色によっては本当に見えない事が多いし、見えるけど凝視してないと見逃すことが多い。
DSリグは基本的に適度な張り具合が重要だし、竿を動かし続ける動作が多いのでマーキングラインの良さを体感できるか?と言われれば極端に有効!とは言えない。
DSリグは無色ラインで十分
結論、DSリグには無色のラインで十分。
理由は先に書いた”マーキングのメリット”が無くても十分成立する&太さと強度のバランスの2点
マーキング系ラインは塗装?着色?のせいで同じ強度にすると若干太くなってしまう(12ポンド強度にすると太さは14ポンドになる等)
ダウンショットリグはラインの存在感が他のリグよりも高いと考えている、なのでラインはどうにか細い物を使用したい。
エクスレッドTypeNSスペシャルマーキングモデルはクリアな通常版エクスレッドと太さが変わらないので使えるじゃないか!とも思うが、単価が高い。
1mごとの単価を上げてまでマーキングラインを使うメリットがDSリグには見出せないので個人的には無色のラインで十分と考える。
DSリグでマーキングモデルを使うオススメ状況
ダウンショットリグでマーキングモデルを使用するなら断然4ポンド以下がオススメ。
スモールマウスバスをライトリグで狙う、超タフな状況でディープから1本欲しい、冬場の殆ど動かないような魚を釣りたい!
このような状況でDSリグを使用する時はマーキングラインのメリットは大きいはずだ。
DSリグで使うなら4ポンド以下がオススメ
欲を言えば2~3ポンド。
さらにDSリグのアクションは放置プレーのような”漂わせる系”アクションをする時。
ワーム自体の動きを生かした釣りの場合、どうしてもラインをフリーにして漂わせることが必要になる。
そこでマーキングモデルなら完全にテンションが抜けているラインの動きを把握できるので獲れなかった魚も釣れるようになる!という事。
ヘビダンなど8~10ポンド程度のラインを使用する時は単純にラインが太くて存在感があるので分かりにくい事は無いだろう。
雨風濁りが凄い時
雨や風で現場が荒れている、水が濁ってカフェオレ状態になっている等の場合にもマーキング系ラインを使うと快適に釣りに集中できることが多い。
どうしても雨や風が酷いと水面は見えにくく、水面にゴミも多くなる。そもそも視界が悪い状況は無色透明のラインは見えずらい。
マーキング系ラインを使えば視界が悪くても目で追いやすくなるので、この場合はメリットの方が多くなるだろう。
まとめ
今回は東レ・ソラロームから新発売された『エクスレッドTypeNSスペシャルマーキングモデル』に関して色々と解説してみた。
・ダウンショットリグにマーキング系ラインは不要
・フリーリグ等フォール系の釣りには最適
・メリットとコスパのバランスを考えればDSリグには4ポンド以下で使用する事をオススメする
以上のような結果になった。
マーキング系ラインの中でもエクスレッドはかなり使いやすさは高いと思う。
少なくともFCスナイパーBMSアザヤカよりエクスレッドを使いたいと感じたし、聞かれたらエクスレッドをオススメすると思う。
気になった人はぜひ一度試してみてはいかがだろうか?
購入は公式サイトから↓