カスタムパーツは本当に種類が多すぎて、何を交換擦れば良いのか分かりにくい…そう思ったことはないだろうか?
今回の記事では
- ダウンショット専用にカスタムする方法
- ベアリング交換にオススメの商品は?
- カスタムスプールのオススメ商品は?
という内容でまとめてみよう。
※ダウンショットリグは以下の文章でDSと記載しています
ベイトリールをダウンショット専用にカスタムする
ベイトリールをダウンショットリグ専用機としてカスタムするにはどうしたら良いのか?
結論はベアリングの交換&スプールを軽量化
これでベイトリールを買いなおす必要は無く、簡単に専用機へ変貌させることが出来る。
特に簡単に交換できるもので、実際に使用したことがある経験を踏まえてオススメしたいと思う。
もうひとつ、オススメの理由は
替えスプールを持てるという事。
替えスプールがあればリール1台でラインが常時2種類になる。
「今日は8ポンドで広範囲に~!」なんて言っていたら、目の前に釣れそうなカバーを見つけてしまったら?12ポンドでもあれば強引に攻められるのに…なんて悔しい思いをした人はいるのではないだろうか?
そんな時に替えスプールがあると非常に便利。
スピニングでもベイトリールでも替えスプールは1つくらい持っておくことを心底オススメする…。
では、10数年せっせとカスタム→実践から導き出した方法を紹介していくとしよう。
オススメのカスタムパーツ(ベアリング)
まずはベアリングから紹介しよう。
ベアリングで特にオススメなのは
セラミックボールベアリング&マイクロボールベアリングだ
とにかく初動が軽い&早い。つまり”立ち上がりが良い”という表現になる
なのでダウンショットリグの軽いリグをなるべく遠くに飛ばしたい時には最適なベアリングと言える。それぞれ紹介していこう!
IXA(イクサ) M.B.S
見たことがない人には不思議な形状をしていると感じるこのベアリング(画像左)
サイズ的には標準のベアリングと同じサイズだが、ベアリング本体が小口径になっている。小径ベアリングは”低慣性”が特徴=回転の立ち上がりに優れているので小さなリグを遠くに飛ばすことに優れている。
ベアリング内部のボールはセラミック製なので硬い&転がり抵抗が低いのが特徴。
個人的にはリグ全体で10g以下の場合のみ使用している(強度的に怪しい)
リンクはこちら→SAWAMURA サワムラ IXA マイクロベアリングシステム
IXA(イクサ) ダブルボールベアリング
2021年に登場した新しいベアリング。
まだ数回しか実践投入していないが、かなり優秀なベアリングだと感じている。価格も1個¥2,000弱と試しやすいのも良い。
通常のセラミックベアリング+MBS(マイクロボールベアリング)という組み合わせは巻き続けるような釣りでも活躍してくれそうだ。
リンクはこちら→IXA・公式通販ページ
ZPI Sic防錆セラミックボールベアリング
通常のベアリングは内部のボールがステンレスだが、それがセラミック製仕様になっている商品。
セラミックは硬くて軽い、滑りが良いというメリットがあり転がり抵抗が非常に低いので軽いリグでもしっかりと回転してくれる。さらに最高回転数もアップするので小さい&軽いリグを遠くに飛ばしやすくなる。
セラミックの場合は回転の慣性が小さい=止まりやすいのでブレーキを効かせやすい。なのでブレーキセッティングの幅も広がるのだ(少ない抵抗でもブレーキが効く)
個人的には強度の心配は無いので1ozクラスのルアーにも使用しているが今のところ何も問題は起きていない。耐久性も問題なし。
オススメ販売店へのリンクはこちら→リールのカスタムパーツなら、HEDGEHOG STUDIO
オススメのカスタムパーツ(スプール)
カスタムスプールはダイワならSLP、シマノなら夢屋といったように昔からカスタム用として販売されている
現在ではZPIやアベイルなどのカスタムパーツ専門メーカーからも数多くのスプールが販売されている。
1台で複数の太さを共有できる
・基本性能の向上
・オリジナリティ向上
簡単に言えば”同じ見た目で今日からIQが50から100になる”という位のインパクトが出せる。
そして見た目のカッコよさ、完全に自己満の世界だが自分だけの組み合わせが簡単に出来るので所有欲を存分に満たせる。
注意点は組み合わせ次第で超ダサくなる…くらいだろうか。
ZPI カスタムスプール
ZPIは多くのカスタムスプールを提供していたのだが、スプールの提供が終わってしまった。現在はほとんど新品で購入できる商品がない。
しかし、個人的にはすべてのリールにZPI社スプールを搭載していたのでオススメしたいと思う。
浅溝~深溝まで豊富な種類と強度は信頼して良い。
フリマサイトで買う
ZPIのカスタムスプールを搭載しているリールはフリマサイトやオークションサイトで現在でも多く流通している。
10年前程度のリールなら個人的には全然ありだと思うし、カスタムリール入門用なら練習にちょうど良い。
REVIVE(リバイブ)での再販に期待
ZPIはカスタムスプールの製造販売を終了してしまったが、それを引き継いだカスタムメーカー『REVIVE(リバイブ)』が登場した。
このメーカーではスピニングリール用ハンドルの名作『ファンネル』の発売や、SNSでは新作のカスタムスプール開発の模様も公開されているので今後再販も期待される。
情報が出てきたらシェアしたいと思うので続報を待つのみ。
KTF カスタムスプール
引用元:キャリル
ベアリングでも紹介したIXAと同じメーカーのカスタムスプール。バスプロ沢村氏が立ち上げたブランドで、KTFワンオフモデルなどフルカスタムされたリールの販売なども行っている。
ダイワなら「KAHEN(カヘン)」というカスタムスプールが多くのプロにも使用されているのが印象的(ダイワのスポンサーを受けているプロも他社スプールであるKTFを使用しているのが驚き)
アベイル カスタムスプール
アベイルを使うメリットとしては
シマノ製品をマグネットブレーキ化する事が可能
これが本当に良かった。
例えば、バンタムMGL。夢屋(シマノ)の浅溝スプールを使用してもなかなか軽いルアーは飛ばせなかったが、マグネットブレーキを移植+カスタムスプール装着で3g程度のルアーでも余裕で飛ばせる(需要があるかは関係なく)
シマノ製品のカチっとした造りと滑らかすぎる巻き心地をマグネットブレーキで味わいたい!という人には強くオススメしたい。
オススメのカスタムパーツショップ
個人的にお世話になり続けているのが
『ヘッジホッグスタジオ』
というネットショップ。オススメの理由をまとめると
・送料が安い
・純正パーツも注文できる
・パーツが探しやすい
・新製品の取り扱いが早い
・カスタム用工具も豊富
たしか2020年までは送料¥160という恐ろしい安さで提供されていたが、現在では¥360(ゆうパケット)になっている。それでもめちゃくちゃ安い。
発送も早いので精神的にも良い。
カスタム工具の殆どはヘッジホッグスタジオで購入している気がする…。
まだ体験していない人はぜひ一度覗いてみてほしい↓
HEDGEHOG STUDIO・Avail・ZPIなど各種カスタムパーツが勢揃い!
まとめ
今回は自分のリールをダウンショットリグに特化させるベアリングとスプールを紹介してみた。
高いお金を出して買ったリールがDSに向いてない…と肩を落とす前に、いっそのことカスタムして超カッコよく簡単にDSをガッツリと飛ばせるようにしてみてはいかがだろうか?
今回紹介した製品は実際に使った事があるメーカーしか記載していないので、気になる事はコメント頂ければ返答したいと思う。
まぁ、完全に自己満の世界なので色々突き詰めてリールを育てるというのも悪くない。
まだ未経験の人はぜひ挑戦してみてほしい。