シンカーって丸型、スティック型と本当に色々ありますが、自分に合っているシンカーを見つけるのは難しいと思っていないだろうか?
そんな私でも過去に迷い過ぎてシンカーを”つくね串”のように5個並べるという謎の行動をしてしまったくらいだ。
今回の記事では
- ダウンショットリグに最適なシンカーの選び方
- 感度の良いシンカーが分かる方法
- シンカーの重さの選び方
以上の内容をまとめてみる。
これを読めば簡単にシンカーを選ぶ方法が理解できると思う。
※以下の文章はダウンショットリグをDSと記載します
ダウンショットリグに最適なシンカーとは?
DSに最適なシンカーとは
結論、タングステン素材の一択。
タングステン素材が良い理由
タングステン製のシンカーは鉛製のシンカーに比べて
・比重が高く、同サイズなら重くできる
・表面が硬いため、接触感度が良い(何に触れているか?分かるほどの違いが出る)
タングステン製より鉛製の方が勝っているとすれば”安い”という事だけだ。
環境問題的にもよくないので個人的に使うことは絶対に無い。安いという理由で鉛製を使う読者はこのブログはそっと閉じてほしい。
DSに最適なシンカーの重さは?
DSに最適なシンカーの重さは
0.9~2.7g程度
これはスピニングリールでの使用を前提としている(琵琶湖のような特殊な釣り場を除く)
初心者~中級者で0.9g以下のシンカーを使うのはオススメしない。2.7g以上での使用もオススメしない。
超浅瀬でどうしてもダウンショットを使いたいというサイトフィッシング上級者なら話は別だが、普通にDSを使いたいという状況で0.9g以下のシンカーを使用するメリットは殆ど無いに等しい。
2.7g以上のシンカーを使いたいという場合はベイトタックルで使用した方が根がかりも減るし、ラインが切れる心配もない。
シンカーの重さは”底をとれる”で選ぶ
底をとる=底にシンカーを沈める(着底させる)
という事だ。この表現は必ず覚えておこう。
底に着いた!というのが目で分かるためにはラインの動きを追う必要があるが、0.9g以下のシンカーでその動きを分かりやすく捉えるのは難しい。
そんな人はシンカーをドンドン重くしてみてほしい。
0.9gなら1.2gに。
1.2gでダメなら1.8gにといった感じだ。
底をとれている=釣れるへの近道
底(ボトム)をとれている=釣れる
こう言っても過言ではない。
DSはボトムにシンカーが着底している状態が一番釣れるアクションが生まれる。
艶めかしい動き、リアクション(突動く・止まる)重視の動き等どちらもシンカーを底に着けたり離したりで考えるのがシンプルだ。
なので、DSは底をとれる!重さで選んでほしい。
シンカーの最適な形状はストラクチャーで選ぶべし
シンカーの形状を選ぶ場合は
ストラクチャー(地形&底質)で選ぶ。
”底をとる”のが基本のDSではボトム(水底)がどんな形状やモノなのか?を気にする必要がある。分かりやすくまとめてみよう↓
障害物が少ない=丸形・ティアドロップ型
障害物が多い=スティック型(細めな形状)
かなり大雑把な分け方だが、シンプルに考えた方が混乱しない。
障害物の少ない場所
障害物が少ない場所、例えば…
砂地・川の中央・ダムの上流
少ない基準が曖昧だが、ズルズル引いてみても特に障害物が無い場所では感度優先のシンカー形状をオススメする↓
・丸形
・ティアドロップ型
わざと引っかかるように作られているシンカーもあるが、慣れていないと障害物が少ない場所でもガッチリ根がかりしてしまうので気を付けよう。
個人的には『ノガレス・ゴブリンバット』が感度良くて気に入っていたが、現在は製造されていないので『ジャッカル・ダウンショットシンカー』をメインに使用している。
丸形はジャッカル一択。なぜかと言うと
2.2g(1/13oz)
この絶妙な重さがラインナップしているから。
1.8gの次に重いのは2.7gというのが多数を占めているが、ジャッカルだけは2.2gがある。これが実にちょうど良い重さ。
まだ持っていない人は必ず持っておくことをオススメしたい。
障害物の多い場所
障害物が多い場所、例えば…
・ダムの立木まわり
・漁港周辺
・水門周辺
・野池の岸周辺
バスが居着きそうな場所はほぼ障害物が多いと言えるが、そんな場所で使いたいシンカーの形状は
スティックタイプ(棒状)
個人的によく使用しているのは『リューギ・DSデルタ』と『ダイワ・ワームシンカーTGスリム』だ。
DSデルタは名前の通り、三角柱な形状になっていて不用意に転がらない。なのでピンスポットで誘い続けたい時に自分の方へ無駄に近寄って来ない安定感が良い。
さらに焼結タングステンが使われているので他のタングステンシンカーより小さい。なのでシンカーの存在をなるべく消したいバス釣りにはかなり有効。
ダイワのワームシンカーTGスリムは感度はイマイチだが、マットカラーに着色されているのでプレッシャーの高いフィールドや晴れて日光が真上から降り注いでいるような時にオススメだ。
個人的にはギラギラ光っているシンカーをマット系に変えたら食いが良くなった経験は数えきれない。
小規模なフィールドやハイプレッシャーな時にぜひ試してほしい。
DSのシンカーを自作する方法
鉛製反対派の自分としては一切オススメしていないが、その昔にダウンショット用シンカーを自作していた方法を紹介しておく。
・スプリットシンカー
・自動ハリス止め
①スプリットシンカーにハリス止めの丸穴側を挟み込む
②瞬間接着剤を塗布する
③ハリス止めとシンカーをペンチで挟む
④完成
かなりコスパ良く増産できるので、お金が無い学生時代はよく作っていた。
現在はダウンショット用タングステンシンカーも安くなってきたので環境やバスへの影響も考えると鉛製シンカーは絶対使わないが参考までに。
DSのシンカーとラインを結ぶ方法&注意点
DSのシンカーとラインを結ぶ方法についてだが
シンカー部分だけ切れるようにする
これが結論。
DSはシンカーが一番下に位置している特殊な形状。なのでシンカーだけ根がかりしている可能性が一番高い。
シンカーとラインを結ぶ部分を強くしてしまうと、フックが結ばれている場所から切れてしまう。
これが原因でシンカー、フック、ワームの全てが水中に残されてバスにも環境にも良くない。なのでシンカーだけ水中に残すという選択をとることをオススメする(フックとワームが返ってくるならまだマシだろう)
シンカーだけ切れるリグり方
非常に簡単なのでぜひ覚えてほしい、それは
シンカーの少し上にキズを入れる
これだけ。
2~4ポンド程度の細いラインの場合は
フックシャープナーで削る
5ポンド以上の太めのラインの場合は
ハサミで微妙に切る
※ハサミの力加減が難しい!という場合はヤスリで十分だ
ギザギザ刃のハサミなら片側で削るのも簡単で良いと思う。とにかくDSは根がかりとの戦いになる事が多いリグなので、出来るだけ水中にワームやフック、ラインを残さない努力をしてほしいと願うばかりだ。
まとめ
ダウンショットリグに最適なシンカーの重さや選び方をまとめてみたが、理解できただろうか?
ぜひ実際にフィールドへ出て色々試してみてほしい。
・シンカーは底をとれる重さにする(重いモノからスタート)
・障害物が少ない=感度重視の丸型・ティアドロップ型
・障害物が多い=すり抜け重視の棒型
・根がかりの時はシンカー部分だけ切れるような工夫をする